2023年女王ミカエラ・シフリンの挑戦
shimizuishio
SkiMagazine.jp
世界選手権男大回転はスイスのマルコ・オーデルマットが金メダルに輝いた
昨日の気温上昇で、心配されていたコースコンディションも当日は素晴らしい条件で試合を迎えることができた。スタート地点からゴールまで、ほぼ硬いアイスバーン。その中、一本目ゼッケン一番ということで、積極的に強いエッジングでターンを短く仕上げ、できるだけ、高い位置から次のゲートを狙った。一本目トップのマルコ・シュワルツの差は約0.5秒。そして、コースに陽がさしはじめた後半、彼が選んだ作戦は、荒れ始めたコースに対応するように、長いエッジングでターンを仕上げていく。そうすることで、掘れたラインの影響を最小限に抑えた。結果として、フランスのパンチュローのラップタイムから約0.2秒及ばなかったが、この種目で優勝を果たした。
加藤聖五、26位の成績を残すも、悔いの残る結果に。
目標とされる2本で2秒以内でのFISポイント獲得を目指したが、残念ながらトップから約5秒の差がついてしまった。この種目、過去にも多くの選手が挑んできたが、ほとんど成績を残していない種目となっていたが、加藤選手は海外のコーチの評価が高く、いずれは上位にを狙える資質を備えているという。メンタルでの強化を含めて今後の活躍を期待したい。