2023年女王ミカエラ・シフリンの挑戦
shimizuishio
SkiMagazine.jp
女子金メダルはノルウエーのマリア・テレーセ・トヴィベルグ
ジュニア選手権以来の約10年ぶの表彰台、それがなんと世界選手権のタイトルホルダーになった。トップシードの選手が翌日の大回転に向けて、出場を回避したことで、大きなチャンスを活かして勝利をものにした。層の厚いチーム内で今回の勝利を一つのステップとして、飛躍のきっかけにしたいと言う。
試合開始直後の硬いパーンから後半は緩み、エッジを立てすぎると足場が造れない状況だったので、しっかりと踏めるポジション、特に外スキーへの意識は大切にしていました。
男子金メダルはアレクサンダー・シュミット(ドイツ)
気温上昇に伴って滑るために変わるバーンコンデションにどの選手も気を配っていたと思います。適時行われるコース整備のお掛けで、どの選手にもチャンスがありました。私の場合、掘れた溝で、スキーがばたついたポイントがありましたが、うまくリカバリーでき、大きなタイムロスを避けることができました。
パラレル競技の魅力:
パラレルの面白さは、サイドバイサイトで、相手の選手が視界になければ、自分がリードしていることが分かり、二本目にタイム差をどう挽回するのか、あるいはリードをどのようにマネージメントするかの最大の駆け引きが生まれることだと思います。対戦相手の選手には敬意を払いつつも、勝負では勝ちたいという、レーサーとしての偽らずスプリットです。