【インタビュー】小山陽平、左アキレス腱断裂から8ヶ月――26-27シーズン復帰と完全復活への現在地
アルペンチーム キックオフパーティー

順調な陸トレと残る課題――「可動域と左右差」に慎重なアプローチ
左足アキレス腱断裂の手術を受けてから8ヶ月が経過しました。陸上トレーニングを行う分にはほぼ問題のない状態まで回復しています。ただ、アキレス腱周辺の硬さや足関節の可動域制限はまだ残っており、滑走時の「左右差」も完全には取り切れていません。左ターン・右ターンでどうしても健側(右)へ重心が偏ってしまう傾向があるため、陸トレの段階から一刻も早くこの左右差を修正し、左足の繊細な感覚を取り戻す作業を続けています。
実戦復帰の目処――11月レビW杯を視野に、雪上で反応を確かめる
雪上復帰については、様子を見ながら慎重に進めていく方針です。目標としては11月のワールドカップ(W杯)レビ大会(フィンランド)での復帰を視野に入れていますが、硬いアイスバーンや実戦のポールセットに入った際、左足にどのような痛みが出るか、神経系の反応速度がどこまで戻っているかなど、右足と比べると未知数な部分が多いのが正直なところです。
来週にはヨーロッパへ渡航し、本格的に雪上滑走の負荷を上げていきます。焦らず雪の感覚を確かめながら、コンディションを見極めていく予定です。
26-27序盤のロードマップ――W杯とヨーロッパカップを織り交ぜて
シーズン序盤のスケジュールとしては、11月のW杯2連戦を含めた序盤3戦をひとまずのターゲットに設定しています。12月に入るとフランスのヴァル・ディゼール、そしてイタリアシリーズ(アルタ・バディア、マドンナ・ディ・カンピリオ)へと転戦が続きますが、イタリア滞在期間中に開催されるヨーロッパカップ2戦にも出場し、実戦感覚とポイントを積み上げていく計画です。
HEADチームのトップ選手たちを刺激に
使用マテリアルである「HEAD(ヘッド)」のチームメイトには、現在スラローム第1シードで活躍するアトレ・リー・マグラスやパコ・ラッサ、リヌス・ストラッサーなど、世界トップクラスの選手が揃っています。彼らの滑りやアプローチを参考にしながら、自身の感覚を一つひとつ研ぎ澄まし、再び世界のトップシーンで戦える状態を目指して復帰へのステップを進めていきます。
